2014年4月29日火曜日

羊肉

4月29日は羊肉(よー・にく)の日らしいです。
今日はじめて知りました。

ちょうど昨日、お肉屋さんでマトン肩肉スライスを買っていたので、今日は焼き肉にします。

北海道へ旅行したとき、ドイツにちょっと住んでいたとき(トルコ人の移民が多いので)は、スーパーでもよく見かけた羊のお肉、それがここ長野でもちょくちょく見かけるのです。
ふつうのお肉屋さんにも、鶏肉、豚肉、牛肉とともに羊肉があったり、「ラム・マトン」とか「ジンギスカン用肉」と書かれた羊肉の専門店も、車を走らせているとたまに見かけます。スーパーでもふつうに買えます。

あと馬の肉とか、多分冬になったら鹿肉、猪肉なども食べられるでしょう。

野菜だけでなく、肉も種類豊富!
まだまだいろんな料理の開拓余地がありそうです。

2014年4月28日月曜日

初めての○○ <食>編 その2 カンゾウ

家の近所には農産物の直売所がいくつかあって、近くの農家さんが作った新鮮な食材を買うことができます。

とくに野菜は新鮮で、今まで食べたことのない変わった野菜も含め、種類がとにかく多い。

今回買ってみたのは「カンゾウ」。
川の土手や野原に群生し、初夏にはユリのようなオレンジ色の花を咲かせるそうです。
食するのはこの若芽ですが、花のつぼみも天ぷらなどにして食べるとおいしいよと直売所のおばちゃんが言ってました。


調べてみると、中華料理でたまに出てくるユリの芽、「金針花」(チンチェンファ jīnzhēnhua)、「黄花菜」(ホワンホアツァイ huánghuācài)も同類らしいです。

若芽は軽くゆでて水をしぼり、たこと酢みそで和えてみました。


ニラっぽいのかと思ったけど、癖がなく、例えるならシャキシャキしたワケギという感じか?

その後、うどんにも入れてみましたが、癖がなさすぎてネギの代わりにはならず、おばちゃんが言ってたように、酢みそ和えが間違いなくおいしいです。

2014年4月26日土曜日

松本山雅FC

このあたりで身近なプロのスポーツ観戦と言えばサッカーでしょうか。

長野県には、長野市を中心とした北信をホームとする「AC長野パルセイロ」と、松本市、塩尻市、山形村、安曇野市をホームタウンとする「松本山雅(やまが)FC」という二つのチームがあります。

現在、AC長野パルセイロはJ3、松本山雅FCはJ2に所属していて、山雅はJ1への昇格に近いポジションにあるため、サポーターの数も、ホームスタジアム長野県松本平広域公園総合球技場(通称アルウィン)への観客動員数も年々増えています。サポーターが熱心なことでも有名なチームです。

今日はラモス監督率いるFC岐阜との第9節。J2ですが、もちろんこちらではテレビ中継ありです。
今期はまだホームでの勝ちがないため、初勝利を願うファンでアルウィンは満員。観客数は13000人以上ですって。街の規模からいったらこれってすごい数!

試合は前半0-0で折り返し後半。

今年名古屋から移籍の田中隼麿とサントス。なんだか懐かしい面々。


後半30分、岩上のフリーキックで先制!岐阜のGKは川口能活。

ピーー、先制の一点を守りきった山雅がホーム初勝利!!!
やったー! これからも応援しますよ、松本山雅。

2014年4月24日木曜日

碌山美術館

荻原碌山(おぎわらろくざん/本名 守衛)は明治期の彫刻家で、彼の作品や資料を保存・公開するために、地元の人をはじめとする30万人もの寄付や支援によって、1958年に開館した美術館です。

4月22日は碌山が亡くなった碌山忌ということで、美術館は無料開放されていました。

館内にはいくつかの建物が建っているのですが、その中でも、レンガの外壁、不死鳥の尖塔をもった教会風の碌山館は、安曇野のシンボル的存在となっています。

碌山は、新宿中村屋の創業者で、同郷の先輩でもある相馬愛蔵とその妻黒光(こっこう)と出会ったことで、西洋美術を知り、芸術の道にすすむこととなります。また、彼らの影響からキリスト教に傾倒し、その後洗礼を受けます。

明治から大正にかけての日本におけるキリスト教史もなかなか興味深いので、いずれ詳しく調べてみようと思うのですが、不思議なのは、農家の五男坊であった守衛が、どうやって渡米→渡仏することができたのかということ。
日本での布教を目論む、教会の後ろ盾が強かったのだろうか?

明治34年、守衛22歳のときに洗礼受けて渡米しています。明治37年には渡仏して、ロダンの「考える人」に感銘を受け、それまで学んでいた絵画から彫刻に転身。
帰国後、相馬夫妻と再会し、新宿中村屋の近くにアトリエを構え、黒光への恋慕の気持ちに苦しみながら創作活動を続けますが、30歳という若さでこの世を去ります。そのため、彼の作品はあまりたくさん残されていません。

そんな数少ない作品のなかで、わたしが一番好きなのは、重要文化財に指定されている『女』という作品。短い手足や、少しむっちりした肉付き、いわゆる日本人体型の女性像ですが、よじれた筋肉の隆線が本当に自然で美しい。ひざをつき、うでは後ろ手に固く結んだ状態で天を仰ぐ姿から、神にすがるような哀しみが伝わってきます。
あとで知ったのですが、『女』は、『デスペア』『文覚(もんがく)』とあわせて「恋の三部作」と呼ばれているそうです。
そして『女』の完成2日後に、碌山は血を吐いてこの世を去っています。

LOVE IS ART,
STRUGGLE IS BEAUTY.
碌山

本人が実際に遺した言葉なのかは不明ですが、壁に刻まれたこの言葉が強く心に残りました。

館内には、ほかにもグズベリーハウスというミュージアムショップや、碌山と同年代の芸術家の作品を展示した展示棟があって、どの建物も特徴があっておもしろいです。


また、ほんとうにたくさんの種類の木々や草花が植えてあるので、どの季節に行っても何かしら目を喜ばせてくれると思います。



こんどはお弁当持参で行ってみよう!

2014年4月21日月曜日

ホワイトアスパラガス

安曇野に引っ越してきてもっともうれしいことのひとつが、新鮮でおいしい野菜を買えること。

直売所はもちろん、大手のスーパーマーケットでも地元野菜のコーナーがあって、近所の農家さんが取り立て野菜を補充しにきてくれます。

この日見つけたのはホワイトアスパラ。



小さい頃は、水煮缶のホワイトアスパラにマヨネーズをつけて食べるのが最高においしいと思っていましたが、学生時代に少しだけ住んでいたドイツで、生のアズパラガス(ドイツ語ではシュパーゲル)を食べてからは、その香りとジューシーさに生アスパラの虜です。

ただ日本では、新鮮なホワイトアスパラを買えるところは決して多くないので、食べる機会にも恵まれなかったのですが、久しぶりの生ホワイトアスパラガス、それも太くてぴちぴち採れたてのものに出会えて、思わず喚起の声をあげちいました。

調理はシンプルに。
ナイフで厚めに皮を剥いてゆでる。バターでソテーして塩こしょう。以上。
美味しかった!


2014年4月18日金曜日

本屋

本屋と図書館が家の近くにあるか、住むところを決めるにあたってはかなり重要視するポイントのひとつ。

この点でいえば、今まで住んだ町の中では、東京の文京区がダントツ一位で、徒歩圏内に個性的な本屋さんが何軒かあり、図書館も遅い時間まで開いていて、主要な新聞・雑誌がほぼ網羅されていました。新刊も図書館にない本もリクエストしておくと、あっという間に取り寄せてもらえたので、図書館が家の本棚という感じでした。

逆に本屋が近くにない、図書館の蔵書が少ないと本を読まなくなります。宝塚(兵庫県)にいるときがそうでした。Webでいつでも買えるといえば買えるのですが、実際手に取らないと読書欲が沸かないみたい。

ここ安曇野はというと、このあたりで一番大きな本屋さんは平安堂という長野県を拠点とする書店チェーンで、地域の情報誌や専門書なども幅広く取りあつかっています。

新刊もこのとおり。都会と同じように発売日に買えますよ。



ブックカバーはこんな感じ。長野県出身の画家、原田泰治さんのデザインだそうです。
春樹の新刊、もちろん買いました。




2014年4月17日木曜日

桜 弘法山古墳

明日は雨予報。
桜が散ってしまいそうなので、このあたりの桜の名所の一つ、弘法山古墳に行ってきました。

弘法”山"といっても小高い丘といったほうがぴったりくるかも。
この時期は、一面桜で覆われているので、遠くからでも桜色の濃淡が浮き立っていて存在感があります。

急勾配の道を登っていくと、10分ほどで山頂に着きます。
安曇野が一望できる山頂からの風景↓ 


今日は春霞で残念ながら北アルプスは見えなかったのですが、日本の春を満喫できて大満足。
でもできれば空から撮影したい。ここの桜のよさを伝えるために。




2014年4月16日水曜日

初めての○○ <食>編 その1  わさびの花

安曇野は言わずと知れたワサビの名産地。

わさび田が町のあちこちに見られ、春になると冬のあいだかぶせてあった黒いシートがとられて、白い花が咲き始めるので、景色がぱーっと春らしくなります。

通常ワサビといえば、地下茎かそれをすりおろしたものばかりが流通していますが、このあたりでは花の部分も店先に並びます。

これで↓200円。もちろん買いです。



どうやって食べるのか聞いてみると、アクが若干あるので、軽く塩ゆでしておひたしにするのがよいとのこと。さっそく作ってみました。


食感は根三つ葉に近く、少しだけワサビの辛みがあっておいしい。
春のレシピに追加しよっと。

2014年4月15日火曜日

桜 松本城

このあたりはまだ5分咲きというところでしょうか。
少し南の松本市の桜が見ごろだということで、JR大糸線に乗って、松本城に行ってきました。
4/12から19まで、天守と本丸庭園の桜がライトアップされ、夜間は一般に無料開放されるようです。

お城のまわりのお堀↓



夕方6時前についたのですが、日が暮れゆくさまが幻想的で、しばし見とれてしまいました。


シャッターチャンスを狙って、三脚を構えたカメラマンに混じってわたしも写真を撮っていたのですが、ふと気づくと夫がいない。はぐれたのかと思って周りを見渡すと、一人だけお城とは反対方向の月を撮ってる人がいて、それが夫でした。

「三脚もないのに無理ちがう?」

小さなコンパクトカメラなので、うぃーん、うぃーん、と被写体をさがしてレンズがさまよっている。

「無理ちゃう、手ブレするって」「撮れる」
「無理やって」「撮れる」
「無理やって」「撮ったんねん」

あとで見せてもらったら、けっこうきれいに撮れててびっくり! 
やっぱ最初から「無理」って言っちゃいかんですね。反省。




2014年4月14日月曜日

初めての○○ <生活>編 その1

安曇野に来て初めて見た、知った、というものがけっこうあります。
家探しの段階で一番に気になったのがこれ↓


これ、灯油を入れるタンクです。
このあたりでは家の脇によく見かける代物で、お風呂を沸かしたり、お湯を使う際は、ガスや電気ではなく灯油を使う家が少なくないそう。

とはいえ、このタンク、400リットルほど灯油が入るのですが、まさかガソリンスタンドに買いにいくわけにもいかず(だって灯油ストーブ用に18リットルのポリタンクひとつ持ち運びするのだって大変なのに!)、ネットで探しました。灯油配達してくれるところを。

で、来てくれたのがこれ↓




消防車みたいにホースが収納されていて、お兄さんがしゅるしゅるホースをのばしてうちのタンクに給油してくれました。



ガソリンスタンドだとリッター100円弱、配達してもらうとリッターあたり10円ほど高くなります。満タンにしてもらうと4万円以上かかってしまうので、とりあえず半分の200リッターでお願いしました。

燃費がよくわからないので、これで様子を見ることにしまーす。

2014年4月13日日曜日

はじめに


2014年春、長野県安曇野市に引っ越してきました。


今まで名古屋→大阪→東京→京都→兵庫といった大きな都市にしか住んだことがないので、自然豊かなこの土地で暮らすことに全く不安がなかったわけではありません。

それでも不安より、好奇心の圧勝でした。

縁あって、アウトドアと雑貨のお店「36(さん・ろく)」をはじめられる借家が見つかったこともあり、夫と二人、えいやーと移ってきました。

このブログでは、安曇野で日々の暮らしぶりを綴っていこうと思います。